神社に呼ばれるとは – 秩父神社

埼玉県にある秩父神社は、正式にいえば令制国の一宮というわけではないが、「全国一の宮会」という組織には加盟している。
「知々夫国一宮」という名目で、いわゆる「新一の宮」にカテゴライズされている、由緒ある神社であることには間違いない。

ここは「神社に呼ばれる」というかたちで行ったのではなく、例祭である秩父夜祭の話を以前から知っている人によく聞かされていたので、自分から行きたいと思って行ったのがはじまりだった。

最初にここを訪れたときには、渋滞でかなりの夕方になってしまい、着いた時にはもう門が閉まって入れなかった。
その後、ラジオで秩父夜祭の話を偶然していたので、リベンジで祭りの当日に行ってみたのだが、実は祭りはその前日に終わっていて、肩透かしを食らうという事態があった。
そうしたわけで、この秩父神社については、最初はあまりよい印象がないというか、よほど嫌われてでもいるのかと思ったわけである。

しかし、その後も性懲りもなく何回も参拝しているうちに、しだいに意思疎通が図られてきたというか、お参りするだけの環境がととのってきたようだった。
本来であれば、まず混んでいて予約などできない温泉宿を、前日にたまたま予約できるとか、さまざまなラッキーな意味での偶然が、けっこうな頻度で重なり、参拝するのが楽しみになってきた。

現在はうちの神棚には秩父神社の御札も納めているが、こうした感じで、最初はあまりこの神社とは合わないと思っても、あとからお祭りに呼んでもらえるとかいうことも、ないわけではないのである。

ついでにいえば、この秩父神社というのは、以前は妙見信仰で知られており、その熱心な崇拝者というのは、地元を拠点としていた秩父平氏の面々であった。
秩父神社に参拝するようになってから、なぜか平氏にまつわる由来のある他の神社に参拝する機会も多くなり、どこかでつながっているのかと思った次第である。