アニメキャラを人工精霊として使う場合(2)

アニメキャラを人工精霊やタルパの設定に流用する場合だが、人工精霊の創造に「視覚化」というプロセスが必要となることで、上手くできないということもある。

人工精霊やタルパといえばまず立体、すなわち三次元的存在(正確には四次元かもしれないが)を思い浮かべるのが普通のことだろう。
ところがアニメキャラは二次元の存在であるわけで、創造者が意識のなかで無理やり三次元化させなければならないということになる。

別に「視覚化」ができなくても、人工精霊やタルパの創造そのものは可能だし、視覚でなければ触角や嗅覚だって人間の五感の一つなので、活用できないことはないだろうが、そうはいっても自前で視覚化という能力を持っているメリットは大きいものがある。

もしも二次元のものを三次元化するのが難しいとなった場合、あたかも二次元が三次元空間内を走り回るようなかたちになってしまう。
アニメキャラではあるものの、ちょうど中の綿を抜いた抱き枕カバーだけが空間を徘徊しているとか、紙でつくった巨大パネルが宙を舞っているという光景を想像していただきたい。

当人に違和感がなければ、こんなものでもいちおう人工精霊やタルパとして機能はするし、逆に気に入らないので意識をせずに放っておいたとすれば、1週間もすればひとりでに消えていることだろうが、やはり客観的には不自然なことこの上ない。

そこでちょっと頭をひねるとすれば、人工精霊を創造するというプロセスにおいて、アニメキャラをモチーフにしてすでに立体化されているもの、たとえば通常のフィギュア、おすすめは「ねんどろいど」だが、そうしたものをイメージするとよい。
自力で立体化させるよりも、身体の凹凸などのフォルム、質感、大きさ、バランス感覚などがつかみやすいし、360度どこからの姿でもイメージできるようになるというのはポイントが高い。