アニメキャラを人工精霊として使う場合(3)

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人工精霊やタルパというものが、われわれの意識の力でイメージをした産物であり、意識というのは個々人ごとに備わっているオリジナルなものだとしても、世間の「常識」に縛られるということは考えておかなければならない。

さきにこのブログのなかでいくつか書いておいたが、まっさらさらの状態の自分の意識のなかに、外界から吹き込まれた「常識」が憑依しまくっているということも考えられるし、また、個人の意識の奥底にある集合的無意識のような部分が、「常識」で判断するようにと影響力を及ぼしているかもしれない。

メジャーなアニメキャラを人工精霊やタルパとして想像した場合に、創造主の思い描いた姿よりも、世間一般のそのキャラクターに対する「常識」に近い姿で成長を遂げてしまうというのは、ここでいう「常識」に縛られることの一例である。

ほかにも、せっかく人工精霊としてかわいいアニメキャラを手に入れたのだから、夜伽でもさせばやというのは、まあ男性ならばだいたい考えつくことだろうが、これも「常識」が壁になってしまうことがある。

ネットの世界を見ると、人工精霊やタルパとラブラブだという体験談も目につくが、果たしてそんなに上手くいくのか、体験談はそれなりに人工精霊やタルパづくりのキャリアを積み重ねた人限定のものではないかという気がする。

前のブログに書いた、視覚化が上手くいかなくて「中の綿を抜いた抱き枕カバー」のようなペラペラの人工精霊が生まれてしまうというのも、「二次元が三次元になるわけないじゃないか」という「常識」に捕らわれている事例で、こういうものと添い寝をする趣味がある人なら別だが、ちょっと心情的には受け入れられないだろう。

また、人工精霊やタルパの大きさについても、半分くらいは「常識」が壁になってしまうので、等身大の人工精霊が欲しかったとしても、そうはなってくれず、けっきょく添い寝をさせるという目的には使えないことだってある。
「大きなものはよりエネルギーを消費するだろう」というのは、自動車でも機械でも、身の回りにある物から推測できるわれわれの「常識」である。
そこで、等身大の人工精霊をつくろうとすれば、自分の(気功でいうところの)気のようなエネルギー、あるいは空間に存在するプラーナ、フリーエネルギーなどと呼ばれるものを、大量に消費するのではないかという「常識」もはたらく。
そのため、大きな立体物ほど、最初のうちは人工精霊やタルパとして作りづらいという結果にもなるわけである。