人工精霊づくりに行き詰まったとき

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スピリチュアルな事柄に興味を持って、人工精霊、タルパのようなものを作りたいと思っても、どんなに努力しても視覚化ができない、明晰夢など見られないという人は少なくはないだろう。
そうした場合であっても、まずは人工精霊やタルパとして、どのような存在を作りたいのかという、設定資料は作っておいたほうがよいだろう。

大学のゼミのレジュメ、あるいは会社のプレゼン資料のように、A4判の1枚紙におさまる程度でよいので、人工精霊の名前、容姿、依代となる物、利用目的、性格、口癖、動作などを書くのである。
タレントやアイドルの事務所のウェブページによく載っているプロフィールなどは、この設定の書き方として案外参考になるかもしれない。
何ページにもわたる詳細資料があってもよいが、要点をまとめて1枚紙にしておくというのは、その人工精霊の設定の中で、本当に重要な部分だけを意識付けするという意味で重要だ。

人工精霊を作る場合、最初の名前、容姿、依代となる物、利用目的あたりは必須事項で、実践上、これがないと「人工精霊」とは呼べないというくらい大切なものだ。
タルパは人工精霊と何が違うかという、その違いについては、まったく同じだという人もあれば、タルパには依代がないとか、タルパを支配するためには本当の名前(=真名)が必要だとか、タルパはチベット密教の体系と深いつながりがあるとか、いろいろといわれている。
そういう違いからすれば、私が説明するのは人工精霊と言ったほうが良いのかもしれない。

人工精霊の名前や容姿については、前にブログに記したとおり、キラキラネームやアニメキャラの場合、その名前、そのキャラが一般社会で認識されている特徴が勝手に反映されやすいということがあるので、設定する際には後々のことまで考えておかなければならない。
知恵を授ける学者のような風貌をした人工精霊が「黄熊(ぷう)」などというキラキラネームであっては、一般社会では苦笑されるだけでその言説はまったく信用されないだろうから、まともに機能しない可能性がある。
かわいいからといって人工精霊の容姿が某アニメの「双葉杏」であっては、口癖の「働いたら負け」とばかりに、少しも働かずに毎日寝ているので、せっかく作っても願望実現のために働いてくれないかもしれない。

なお、人工精霊の容姿をアニメのような素材から流用したり、自分で絵を書いたりして設定するということ自体は、特に問題がないというか、むしろ意識の中で明確にする上では望ましいと思うので、ここでいう注意事項は、あくまでも選択には気をつけろという程度の意味でしかない。

(※ 長いので「人工精霊づくりに行き詰まったとき(2)」に続けます)