インターネットと波動の力

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このごろはインターネットはオカルト世界でも無視できないくらいの威力を獲得してきたのではないかと感じることがある。

天海大僧正といえば、江戸初期に徳川家康、秀忠、家光という三代の将軍に仕え、さまざまな宗教政策を立案した「黒衣の宰相」ともいわれる人物で、明智光秀が本能寺の変後も生き残って名を変えた存在であるなどという俗説もあるほどだ。
ともかくかなりの長命であったのは間違いなく、しかも出自来歴が不明な部分が多いため、明智光秀説の根拠にもなっているわけだが、江戸城の鬼門除けに寛永寺を造立したり、家康の死後に山王一実神道をもって祀ることを主張したりと、たしかに常人離れの活躍をして、歴史に名を残している。

何のきっかけだったか、この人物の名前をインターネットで検索したときに、ちょうど神社などを訪れたときのような、体の内側から起きるようなぞわぞわとした感覚を覚えたことがあり、やっぱりただものではないなと思ったのだが、似たようなことはちょくちょく起きるようになった。

昔はネットに接続するにも黒電話に音響カプラなるものをとりつけて、深夜の電話代の安い時間帯に粛々とやっていたものだが、今ではそんな昔のことなど思い返す人もなかなかいないだろう。
そうした昔に比べると、インターネットが市民権を得て、人々の潜在意識の領域に、いくらでもアクセスできるだけの大きな存在になったらしく、今後はインターネットを経由してヒーリングエネルギーを送るとか、遠隔でどんな人かを透視するとか、逆にネット経由で呪いの波動を送りつけるなどといったことが、さかんに行われるようになるかもしれない。