潜在意識との対話を円滑に進めたいのであれば、やはりダウジングについては一通り覚えておいたほうがよいだろう。
5円玉に糸をつないで、適当な長さに切った、自作の振り子を作って用いてもよいが、可能であれば数千円の市販のペンジュラムがあるとよい。
ペンジュラムを購入したのであれば、自分専用にしたほうが、他人の念を受けずにダウジングができるので、ぜひそうしてほしい。
島津家の旗印のように、A4判くらいの紙に、◯のなかに十字を書いたものを机の上に置いて、十字の交点にだいたい重なる位置の上にペンジュラムの先端が来るように糸を持って、そこでいろいろな質問をする。
質問は心の中で唱えるだけでよいが、あらかじめ「私は男ですか」のような自明の質問をして、イエスとノーのときのペンジュラムが触れる動きを確認しておくとよい。
多くの場合、イエスだと時計回り、ノーだと反時計回りと言う動きをするし、答えられない、わからないという場合には横に一直線に振れるなどの動きをすることもある。
人によってはこの動きがあてはまらない(普通の人とは逆に振れるなど)場合もあるので、自分独自の動きがあればそれに従う。
はじめから上手くはいかないが、慣れると徐々に精度が上がってくる。
物理的にペンジュラムを持った腕が疲れるということのほか、精神を集中しているので疲れるということもあるので、最初からむやみに何十分も練習するのではなく、毎日こつこつが良いだろう。
こうしたペンジュラムのような器具を使うダウジングのほうにも、自分の手だけを使ってダウジングをするという方法もある。
たとえば、膝の上あたりに右手を乗せて、イエスのときは人差し指で5回膝を叩くような動きをし、ノーのときは親指で横方向に膝を5回こする、といったサインをあらかじめ決めて質問をするのである。
このサインは自分自身(顕在意識)で決めるというよりも、自明の質問をするか、あるいは「イエスのときの動きを教えてください」のような質問をして、潜在意識に決めてもらうほうがスムーズかもしれない。
ちなみに、「あなたは私の潜在意識ですか」のような質問をまずしてみて、本当に潜在意識が答えているのかを確認するのも大切かもしれない。