神社の御札の替えどき

神社で御札をいただいて神棚に奉安する場合、昔から1年が経過しようとする年末の時期に「古札納所」に納めて(返却して)お焚き上げをしてもらい、その代わりに新しい御札をもらってくるというのが一般的だ。

実際のところ、神社でいただいた御札も他のエネルギーグッズと同様に考えるならば、1年もするとパワーが減衰して、あまり目的とする効果を発揮しなくなってしまう。

ただし、商業的に作られた他の市販のエネルギーグッズとは違って、信仰の拠り所のようなものであるから、なぜ1年間なのかというのも、謂われのあることなのだろう。

正月の「お年玉」などは、もともとは1年の初めにやってくる年神への供え物のお下がりのこととされており、年神のパワーをもらって新しく生まれ変わるような意味合いがある。

特定の年ごとに神宮の建物をすべて新しく作りなおし、御神体を移す儀式である式年遷宮・式年造替なども、伊勢神宮にかぎらず、もはや途絶えてしまったものも含め、鹿島神宮や諏訪大社などの多くの神社で行われていたことだ。

どうも年ごとに新しく交換することでパワーも強力になるという観念が、日本人の潜在意識の中に染み付いているらしく、それが現実の御札の有効期間としてあらわれているのではないかと思う。

もちろん、神道とは関係のない他のエネルギーグッズであれば、製造販売している会社が示した所定の年限ということになるだろう。

パワーストーンのペンダントなどでは顕著に起こることだが、所定の年限が来なくても、(持ち主が紛失したという形式になるが)ある日いきなりどこかに消えてしまったり、割れてしまったり、どす黒く変色してしまったりということもある。

これは持ち主の災厄を吸い取って限界に達したようなものなので、年限によらず、変えどきということになる。