水に流す 1

広告

前世のトラウマなどを抱えている場合には、何らかのかたちで今生でも似たようなシチュエーションを繰り返してしまうということはよくあることだといわれる。
こうした場合だが、諺や何かではないが、水に流すというイメージをすると、ある程度は改善されることがある。

たとえば、自分のトラウマを真っ黒いボールのようなものとイメージして、それが体内から抜け出して川の水に流れていくといったものでもよいし、天から金色の雨が降ってきて身体に付着したトラウマを心地よく洗い流すといったものでもよい。
あるいは、ハーブティーなどを飲んで、体内の毒素とともにトラウマが排泄されてゆくといった、もう少し即物的な、身体性のあるイメージでもよいかもしれない。
身体性というものを用いるのであれば、粗塩だの日本酒だのといった、何か清めにかかわるようなものを少量混ぜた風呂に入って、身体の穢れがトラウマとともに洗い流されるとイメージするのも効果的だろう。

どれも一晩で劇的に改善されるというほどでもないため、はじめのうちはがっかりしがちなものだが、何しろ自分で実践する分には費用などかからないのだから、根気強く進めるという姿勢のほうがよいだろう。
どんな方法でも最低2週間は(「最低」なので本来もっとかかるが)続けてみた上でないと、なかなか見極めが難しいが、ダメなら別にやめればよいだけの話だ。

ただし、トラウマというものが自分が思い込んでいたものとは本質的な内容が違っていたということはあり得る話で、その場合にはトラウマを除去する方法を変えるのではなくて、除去したいと願う内容そのもののほうを変えなければ意味が無い。
(長いので2に続きます)