瞑想をする場合、最初のうちはさまざまな雑念が浮かんで容易にできないということも多いものだ。
また、たとえば仏像などでよく見られる結跏趺坐の姿勢がとりにくくて、布団に伏した姿勢でリラックスしながら瞑想しようとしても、瞑想を通り越して、普通に寝てしまうだけということもある。
こうした場合、何か瞑想に適した音楽をかけながらというのは有効なことだろう。
今はどうか知らないが、昔は月刊『ムー』などのオカルト系の雑誌に、チャクラや潜在意識の開発を謳うさまざまな団体が広告を出していたものだ。
こうした団体が自らプロデュースしている瞑想用のCDなどは、なかなか使えるものもあったのだが、当然、会員にならなければ入手できないなどの制約があって、一般向きではない。
しかし、今では別に団体からわざわざ買わなくても、書店を見ればその手のCDなどはけっこう転がっているものなので、便利な世の中になったともいえる。
市販のものでは、なぜかAmazonのレビューでたまに酷評されているので「あれっ」と思ってしまうが、鈴木啓介『はじめての「超意識」覚醒』あたりの付属CD音楽は誘導用に良かったと思う。立原啓裕の『自律神経安定法』もCDつきで、何にしても自律訓練法は基本中の基本なので、持っておいても損はないだろう。このあたりはAmazonで検索すれば出て来ると思うが、もう新刊在庫はないかもしれない、
youtubeでもソルフェジオ音楽の短いバージョンはいくつか転がっていて、それにりに有効なものも混じっている。目的別に周波数が分かれているので、ふさわしいものを選ぶ。ただし、ソルフェジオに限らないが、これも誰がリリースしているのかをよく確認しないと、バッタ物というか、どうも素性が怪しいものもあるので、そのあたりは原典を当たるというか、解説記事やリンク先ホームページので確認はしたほうがよいのだろう。