ネガのような映像

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今日はいわゆる青紫色の窓のなかに張り付いたように白黒が反転しているような、ちょうど銀塩写真のネガフィルムのようなものを見た。

りんごやミカンなどの静物画のデッサンに使うようなものが並んでいる光景で、なんのことかはわからない。昔絵画の教室には通っていたことがあったが、食べるためというのではなく、配置がやたらと「絵になる」感じだったので、やはり絵に描くのが、あるいは店頭のディスプレイとして置かれたものだったのか。

次には流し台に洗い物の皿がたまっている感じだった。わが家ではないのだろう、かなりの大家族なのか、それともどこかの料理店の厨房なのか、まあ尋常な量ではない。

その次に見たのはゴミ袋の山だった。やはりどこかの料理屋なんだろうな。これだけ見てもやはりわけがわからない。

更に次は、これは白黒が解消されて、普通にカラーだったが、いろいろな具材が入った美味しそうなラーメンだった。あまり使われないかもしれないが、色合いからして、だいだい色のにんじん、それとみどり色だからほうれんそうが上になっていたはず。野菜ラーメンとかそんなものでも注文したのだろう。

そのうちこうした店舗に行くことになるのか。まあ久しくラーメンなどは食べていないが。もっともラーメン屋でミカンとりんごはないだろうに。すると第一の映像と第二以下の映像は別々ということか。透視をしてもこんな感じに時系列やら関係性がよくわからないのが辛い。ピンポイントで必要な情報を透視映像として見られる人はやはりすごいものだ。

しかしこんな映像を見たところであまり意味はない。国際情勢やらお金の稼ぎ方でも教えてくれればまだ違ったのだが、晩飯の映像見せられたところでありがたみはないなあ。誰がこんなチョイスをしているのだろう、それは自分の意識でしょと言われればそれまでか。私の潜在意識はよほどラーメンが食べたいと思っているのか。世の中もっと大事なことがあるだろうに。