マイナスの意味での意識の実体化

現在全盛のデジタル写真とはあまり相性がよろしくないようだが、普通のネガフィルムに感光させるタイプの写真、いわゆる銀塩写真であれば、心霊写真というものは意外とよく写ったりもする。

しかし、その心霊写真に写った実体が、亡くなった人間の霊体、いわゆる幽霊であるとは断言できず、実は生き霊の場合も、あんがいと多いのではないかと考えられる。

人間の意識というものは、一般人が思った以上のパワーを、しかも無意識のうちに発するものであるので、誰かを強く憎んでいたり、あるいは逆にストーカーになるほどに恋い焦がれ、慕っていたりすると、意識の一部が飛び出て実体化することもあるようなのだ。

心霊写真のなかでも、たとえば指の本数が多いとか、空間から誰もいないはずのところに手が伸びているといった具合に、実体として比較的はっきりと写っているものは、実は強力な生き霊のしわざであるということも多い。

生き霊の特徴としては、体が重くて動きが悪くなる、まわりに何もないのに加齢臭や生臭さなどの嗅覚にうったえる不快感がある、油か鳥もちでもつけたようなべとべととまとわりつく感じがある、といったものになる。

これが悪さをした場合、何もないのに転んで怪我をするとか、かぜなどの病気をひきやすくなるとか、仕事上のミスを連発するとかいう不幸なことが起きるが、まさか生き霊とは誰も思わないので、謎が謎を呼ぶままに終わってしまったりする。

実はただの幽霊よりも生き霊のほうがよっぽどやっかいな存在で、その人が生きている以上は、あるいは恨みや恋慕といった感情が晴れない限りは、新鮮なエネルギーが常に供給されてしまうことになるので、なかなか祓いきれないということがある。