アファメーションとペンダント

肯定的な自己暗示のようなものを繰り返す、いわゆるアファメーション、あるいはアフォメーション、アファーメーションなどと呼ばれるテクニックは、特定の願望実現のために使うという機会もあるだろう。

たとえば、「私はこの1年間で300万円稼ぐ」などといった卑近な願望であっても、絶対とはいわないが、自分自身の潜在意識に対して繰り返しインプットすれば、それが実現するという可能性は高くなるといえる。

この場合、毎日毎日鏡でも見ながらその言葉をつぶやくというのも、ひとつのテクニックではあるが、なにしろ面倒なことこの上ない。暇はあっても面倒なことは、人間やりたがらないものだし、なかなか続かなくて、そのまま立ち消えになってしまうので、願望もやはり実現はしないわけだ。

そこで、ちょっと効果があった方法として、こうした自己暗示のためのインプットをword文書でもtext文書でも、なにかパソコンでバタバタと打って、それを大量にコピーして市販のUSBメモリにぎっしりと詰め込んでおくというのがある。このUSBメモリは穴に紐を通してペンダントみたいにしておいて、願望実現まで肌身離さず携帯しておくのだ。

この場合、内容をいちいち確認しなくても、少なくともこの即席ペンダントのなかに願望が書かれた文書が封入されているということを、私たちの意識は知っている。なので、別に毎日中身を取り出して(word文書を開いて)読む必要はない。

また、願望というのはもともと抽象的なもの、要するに形がないものだ。ところが、この場合はペンダントという形がちゃんとあるので、自分がその願望を抱いているということを思い返しやすい。願望の擬人化ならば、抽象的な願望を「人」になぞらえたもの(その典型がタルパ、人工精霊だが)になるわけだが、この場合は「物」に置き換えたのと同じというわけだ。