アファーメーションとペンダント 2

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例のペンダントについては、とりあえず国民年金保険料の支払いに窮したので、そのお金が欲しいということを願望として入力しておいたのだが、仕事(といっても内職のような出来高払いのものだが)のモチベーションがかなり上がって、前月4万円が当月10万円になる程度の成果はあった。

貧乏人から年間保険料約20万円を取った挙句に支給開始75歳を検討だとかこども保険だとか、受動喫煙対策やらプレミアムフライデーやらを考える前にほかにやることがあるだろう、この国も終わっているなとは思うが、私の場合ならばペンダントによる願望実現方法を2か月続ければ、ようやく実現ということになるので、かなり効果的ではあったわけだ。

ただし、この方法に反省がないわけでもない。

まずは日中に恐ろしいくらい眠くなる。
これは以前ににも願望を叶える過程で眠くなる、神社などの気に触れると眠くなる、といったかたちで紹介したかもしれないが、効果を手っ取り早く実感できるという意味では歓迎すべきものの、そうそう好きなときに寝てもいられないので困ったことにはなった。
どうしても実現したいからといって、あまり無理をしすぎるのは、何事であってもよくないというわけだ。

それから、お金というものが対象である場合、効果は「10万円を得る」ということで同じだとしても、そこに「効率」の視点を加味したほうが良いということだ。
何を言っているのかというと、「ブラック企業で昼夜を問わず1日13時間一生懸命に働いて10万円を得た」という手段と、「海外FXでハイレバレッジの取引をして3分間の取引で10万円を得た」(別に株でも競馬でもパチンコでもよいのだが)というのとでは、それを実現するためにかけた手間と労力がまったく違う。
にもかかわらず、願望実現の結果として、同じ「10万円」であることに変わりはない。
「できるだけ効率がよい方法で」という一文を、願望のインプットとしてどこかに加えておかないと、潜在意識は「ブラック企業で10万円」のほうを選択してしまう可能性があるというわけだ。

いうまでもなく、潜在意識とはいっても、それは「自分」を構成する一部にほかならない。
たとえば自分が勤めているブラック企業の社風にすっかり洗脳されて社畜状態になっていたとしたら、10万円を得るために別の手段だってあるということを深く考えずに、「ブラック企業で10万円」のほうを、潜在意識も選択しかねないわけだ。
そのために、願望実現のための効率的な方法を、まずは潜在意識に探し出してもらうということろからはじめたほうがよいというわけだ。

潜在意識を活用するというのは、とりもなおさず、願望実現に向けた行動を習慣化する回路を形成するということであるわけだが、すでに社畜としての行動のほうが、潜在意識に先約としてインプットされているということは、いくらでもあり得る話といえる。
自分の性格がなかなか直らないのも、結局は習慣化されたインプットがいかに強固かということにほかならない。