連動するチャクラ

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人間の身体にある一種のエネルギーセンターのようなものがチャクラだが、修行をして開くこともあれば、何らかの強い感情を抱いたり、勉学に打ち込むなどして無心になったときに自然に開くこともある。
そしてこのエネルギーセンターのなかのエネルギーが枯渇することももちろんあるだろうが、逆に普通に人間として活動していれば、自然にエネルギーが溜まっていくというのも、経験的に真だと思う。

頭頂のサハスラーラチャクラ、眉間のアジナチャクラ、胸のアナハタチャクラなど、いくつかのメインとなるチャクラは知られていて、確かにエネルギー量が多そうだが、それ以外にもサブチャクラというべき小さなチャクラはいくつも挙げることができる。
頭頂でも胸でも喉でもかまわないが、メインのチャクラのある場所というのは、肉体的に見ても凹んでいたり盛り上がっていたりと何かありそうな特徴的な雰囲気がある場所が多いが、サブチャクラには何でこんなところにあるんだというような変な場所にあるものも少なくはない。
ただしよく考えてみると、たとえば体の表面(どちらかというともっと奥まっているが)の腹のチャクラの位置からそのまま体の中を突っ切って延長させた背中側にあったりと、メインのチャクラのちょうど真後ろ、背中側にあったりするものや、肩のように左側にあったら右側にもあるというように、左右対称の位置にあったりと、ちょっとした法則性がないわけでもない。
もしもサブチャクラを活性化させて霊体を強化しようというのであれば、できるだけリラックスした状態を保ちつつ、前・後、左・右といった組み合わせでチャクラがありそうな場所に意識を集中させてみるのもよいかもしれない。

もうひとつに一つのチャクラが開くと他のチャクラも自然に開いていくというのがある。手のひらにサブチャクラがあるが、たとえば手のひらを胸の中心に当ててそのまま瞑想を続けていると、やがて手のひらのチャクラが開くとともに、胸のチャクラのほうまで開いて強烈なエネルギーが溢れてくるといった体験をすることがある。
他人の悪いところを治すのに手かざし療法などはよく聞かれるが、あれも案外と理由のあることなのかもしれない。
いずれにしても他のチャクラが開き出したときに別のチャクラにも意識を向けて連動して開かせるというのもテクニックのうちだろう。
逆にいえばどこかのチャクラが詰まっている、機能不全に陥っているといった理由で、別のチャクラのほうにも支障が及ぶことはあるかもしれない。
ブラック企業に勤めていて言いたいこともなかなか言い出せないような環境のもとで喉のチャクラが圧迫されてしまって、物事を見通す力のあるアジナチャクラなどのより部位的に上にあるチャクラが働かないといったことは考えられる話だろう。
だとすればその詰まりの部分に焦点を当てて改善を図らないと、それ以上の進歩向上もないということになる。