「恋人の聖地」の若干の問題

最近話題の「恋人の聖地」なるものは、全国に100か所以上あるそうで、いまでもどんどん増殖をしている最中ということらしい。
ついでにいえば、この「恋人の聖地」の啓発活動をする拠点として、別に「恋人の聖地サテライト」というものもあるとのことだ。
このプロジェクトを取り扱っている地域活性化支援センターは、基本的にまちおこし的な分野では老舗といってよく、なかかなの仕事をしているとは思うので、別に個人的には不満があるわけではない。
ただ、「恋人の聖地」を訪れる側の女性たちに問題があると、せっかくのプロジェクトもちょっとスピリチュアル的にあやしい方向に行きかねないという気はしている。

この「恋人の聖地」というのは、当然のことながら、恋愛はきれいなもの、望ましいものという基本的なコンセプトで進められているものと思うが、実際のところ、恋愛というのはどういうものだろうか。
相手を独占したいとか、憎い恋のライバルを押しのけてでも結ばれたいとか、かなりドロドロした部分というのも、本当のところはあるのではないだろうか。
そのドロドロした感情というのは、前にこのブログでも記した生き霊として、パートナーにまとわりついていることもあるし、実はこの「恋人の聖地」のようなところにも渦巻いている場合がありそうなのである。

同じ「恋人の聖地」であっても、もともと神社かなにかできちんと管理され、負の感情が浄化されるようなところであれば問題ないのであろうが、選定されている場所としては、そうした場所は少なそうである。
というよりも、どう考えても恋人と何の関係があるのだといった感じの、こじつけめいたところだってありそうなのだ。
私はこうした場所に行くと、背中が痒いとか、体がチクチク痛いとか、何か重い感触があるとか、あまりいい気分にはならないこともあるのだが、世の恋人たちはそれでもありがたがって行く気になるのだろうか。