里子と医療の受診




里子が病気やケガをした場合には、里親の監護権が及ぶ範囲ですので、実親への相談なしに医療機関にかかることができます。ただし、手術などの場合は医療機関から親権者の同意を求められることが多いため、児童相談所とともに実親と協議することになると思われます。

里子が医療機関を受診した場合の費用についてですが、これは実親の方の健康保険でまかなわれますので、委託時に児童相談所から実親の保険証の「遠隔地被扶養者証」が渡されているはずです。また、通常は窓口で支払う自己負担分についても、里親制度のなかでは公費負担となっていますので、自治体が発行した「受診券」を使用します。

里親制度についての相談機関

里親制度に関する相談機関として、それぞれの都道府県、政令都市、一部の中核市が設置している児童相談所があります。

児童相談所は、児童福祉法第12条に基づいて設置され、市町村の児童相談業務への援助とともに、専門的な知識および技術が必要な児童に関する相談に応じ、医学的・心理学的診断などの結果に基づき、必要な指導・処遇を行う児童福祉行政の専門機関です。

里親制度に関わる事務のほか、児童福祉司や心理判定員などによる児童相談(巡回相談)、ひきこもり対策、児童虐待防止、その他関係機関との連携による事業などを行っています。


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