里子の事故と保険




養育中の里子がケガをしたり、または里子が他人にケガをさせたり、他人の財物に被害を与えてしまったような場合には、「里親保険」が利用できますので、速やかに児童相談所に連絡することが大切です。

この保険は、通常は自治体や里親会で加入しているもので、個人賠償責任保険、生産物賠償責任保険、施設賠償責任保険の3種類の保険がセットになったものです。

個々のケースにもよりますが、具体的には次のような場合に保険金が支払われます。

施設賠償責任保険

里親の住居や業務遂行が原因で、養育している里子や他人にケガをさせた場合など

例:住宅の欠陥が原因となって里子がケガをした、里子が遊んでいて隣家の窓ガラスを割ってしまった

生産物賠償責任保険

里親が提供した食べ物が原因で、養育している里子や他人が病気やケガをした場合など

例:里親が作った食べ物が原因で、里子が食中毒にかかった

個人賠償責任保険

12歳以上の責任能力のある里子が他人にケガをさせたり、財物に被害を与えた場合など

例:責任能力のある里子が自転車で他人に衝突してケガをさせた

ただし、当然の話ですが、里親が故意に里子にケガをさせた(児童虐待)ような場合などには保険金は支払われません。

里親制度についての相談機関

里親制度に関する相談機関として、それぞれの都道府県、政令都市、一部の中核市が設置している児童相談所があります。

児童相談所は、児童福祉法第12条に基づいて設置され、市町村の児童相談業務への援助とともに、専門的な知識および技術が必要な児童に関する相談に応じ、医学的・心理学的診断などの結果に基づき、必要な指導・処遇を行う児童福祉行政の専門機関です。

里親制度に関わる事務のほか、児童福祉司や心理判定員などによる児童相談(巡回相談)、ひきこもり対策、児童虐待防止、その他関係機関との連携による事業などを行っています。


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