里親制度と関連する制度に「養子縁組」の制度があります。実際のところ、里親として一定の期間子供を養育した後で、その子供と養子縁組をするという里親も、昔から多くみられるところです。
しかしながら、もともと養子縁組制度は民法、里親制度は児童福祉法を背景として成立したものであるため、かなり内容を異にする部分もあります。
里親制度の場合、あくまでも里子は他人の子供にとどまり、原則として18歳(20歳の場合もある)を過ぎれば関係は解消されてしまいますが、養子縁組制度では法律上の親子関係が発生するため、離縁をしない限りはその関係が継続します。