里親の種類は、法律によって養育里親、専門里親、親族里親、養子縁組を希望する里親の4種類に分けられています。
養育里親とは、保護者のいない児童や、親の病気、家出、離婚その他の事情により家庭で生活できない児童(「要保護児童」といいます。)を養育する、血のつながりのない里親のことをいいます。
専門里親とは、大きく見れば養育里親に含まれるものですが、児童虐待を受けた子供や障害児などの専門的な援助を必要とする児童を、2年以内の期間を定めて養育する里親のことです。この里親の申請には一定の要件が必要です。
養子縁組を希望する里親とは、要保護児童を養育する里親のうちでも、特に民法に定める養子縁組制度を用いて里親となるものをいいます。
親族里親とは、次の要件を満たす要保護児童を養育する里親のことです。
- 当該親族里親の三親等内の親族であること。
- 両親、その他要保護児童を現に監護する者が死亡、行方不明又は拘禁等の状態となったことにより、これらの者による養育が期待できないこと。