ポイント
この八剣宮は、境内のなかでも本宮とは反対の南側のほう端に位置しているのですが、元明天皇の和銅元年(708)、宝剣を新たに鋳造して創祀されたという由来があり、実は本宮と同じ神様(熱田大神)を祀っていて、建物のつくりもほぼ同様です。
やはり剣の神様だけに怜悧なイメージの強いパワースポットになっていて、本宮とは違って参拝する人もまばらで、あまり他人の思いに影響されませんので、例えば厄払い、浄化など心ゆくまで祈願することが可能です。
ただし、私が参拝したときにはまだ始まっていませんでしたが、2012年から、本宮の裏手の森のなかにある一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)の一般公開が始まっていて、こちらのほうもかなり強力なパワースポットであるという話があります。
一之御前神社のご祭神は熱田大神の荒魂、すなわち熱田大神の荒々しい一面を特にお祀りしたものだそうです。
そのため、別に本宮のエネルギーが弱いというわけではなく、通常の拝殿からのほうは表向きのマイルドな顔で、裏手のほうに本来の強力なエネルギーを宿していたということだったのかもしれません。
熱田神宮のまわりはすでにビルやマンションが建ち並んで都市化されていますが、境内は樹齢1,000年のクスノキなどが平気で生い茂っているような場所ですので、境内全般がパワースポットと考えても差し支えはないといえますし、特に本宮に向かう参道沿いに立っている御神木のクスノキなどはおすすめのスポットです。
案内地図
概要
- 所在地
- 愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1-1
- 交通手段
- JR東海道本線「熱田駅」から徒歩3分
- 電話番号
- 052-671-4151
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 熱田大神
- その他
- 境内に無料駐車場があります。
日本武尊が亡くなったあと、尾張国造の乎止与命(オトヨ)の娘で、日本武尊の妻であった宮簀媛(ミヤズヒメ)が、尊から預かった天叢雲剣を祀るために建てた神社であるといわれています。
古くから武家の崇敬を受け、織田信長が今川義元を奇襲攻撃で破った「桶狭間の戦い」のときにも、信長はこの熱田神宮にまず戦勝を祈願したといいます。