ポイント
阿蘇神社は巨大なカルデラを持つ活火山の阿蘇山が神体山ですので、全体が地の気あふれるパワースポットといえますが、入口の楼門からして雄々しい感じが伝わってきます。
境内右手には世阿弥の謡曲に出てくる「高砂の松」があり、良縁を望む女性は右回りに2回、男性は左回りに2回、この松の周囲を回るとよいとされています。
同じくその隣には、願い事をしてから撫でると叶うとされている不思議な「願掛け石」とよばれる岩もあります。
いっぽう、阿蘇神社のあたりは水資源も豊富で、御神水の「神の泉」もこんこんと湧いて、さまざまなマイナスエネルギーを洗い流してくれるようです。
阿蘇神社門前の「阿蘇一の宮門前町商店街」には、湧水が飲める20か所ほどの「水基」(みずき)が整備され、水基巡りの観光客も多くみられますが、まちおこしに湧水を使ったというのは、なかなかのアイデアだと思います。
案内地図
概要
- 所在地
- 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
- 交通手段
- JR豊肥本線宮地駅から徒歩約15分
- 電話番号
- 0967-22-0064
- ホームページ
- [リンク](阿蘇市観光協会)
- 主祭神
- 健磐龍命
- その他
- 無料の参拝者駐車場あり
孝霊天皇9年に初代の阿蘇国司が創祀したと伝えられ、阿蘇開拓の祖神である健磐龍命(タケイワタツノミコト)をはじめとする12柱を祀っています。
子孫は阿蘇氏として阿蘇神社大宮司を世襲し、地域の有力豪族となり、やがて戦国大名化して肥後国の中部一帯を支配するまでになりました。
この阿蘇神社の楼門は、「日本三大楼門」のひとつとされており、二層式で高さが18メートルあります。
また、楼門前にある参道は、楼門を横切るようにつくられた「横参道」という珍しい形式で、これは阿蘇山と国造神社を結ぶラインを意味しているとされています。