ポイント
水無神社の神体山とされる位山には、人の手が加わったと思われる多くの巨石群があり、また貴人の笏(しゃく)に使われる良質の木材が取れるイチイの木が豊富にあることから、「世界最高のパワースポット」であるとか、「古代のピラミッド」などと呼ぶ人もいます。
水無神社もたしかに位山のエネルギーを受けるパワースポットではあるのですが、ビリビリ強力なだけというよりも、もう少し清らかな感じかなというのが個人的印象です。
心願成就、豊穣祈願、良縁祈願などにご利益があるとされており、本来であれば拝殿のすぐ近くまで行ってお願いをしたいところですが、どうやら普段は境内で一段高くなった神門の内側にある拝殿にまでは入れないようです。
もっとも、神門の下の広場もおそらくは昔社殿か何かがあったのかという感じがしますし、神社の脇をゆく宮川の流れも心地よく、手水舎の水も清潔で、エネルギーをいただくには余り困らないかもしれません。
境内には左甚五郎作と伝わる神馬の像や、高山城主の金森長近が造営した大きな絵馬殿などもありますので、あわせて写真などに収めてもよいかもしれません。
案内地図
概要
- 所在地
- 岐阜県高山市一之宮町5323
- 交通手段
- JR高山本線飛騨一ノ宮駅から徒歩約5分
- 電話番号
- 0577-53-2001
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 水無大神
- その他
- 正面左折して無料駐車場に入場可。
平安時代の延喜式神名帳に載る古い神社で、飛騨国一宮として崇められてきました。
明治時代のはじめには、小説家の島崎藤村の父である島崎正樹が宮司を務めていたことがあります。
また、戦後の混乱期には「三種の神器」のひとつの天叢雲剣(草薙剣)がこの飛騨一宮水無神社に疎開(御動座)していました。