ポイント
調神社は、平安時代からある式内社のひとつで、鳥居を建てないなど、かなり変わった風習のある神社です。
浦和の市街地とはいっても、大通りからは少し外れていて、裏手も公園化されていますので、境内はそれほど大きくはありません。
雰囲気としては地味な感じなのですが、調神社の「つき」という名前が幸運をあらわす「ツキ」に通じるとして、幸運や勝負運を求める人には人気のスポットですので、真面目な願いをもって参拝するにはよいところかと思います。
境内にはさまざまなかわいらしいウサギの像や彫刻などが隠れていますので、探してみるのもよいでしょうし、御朱印のひとつはウサギ型だったりもします。
境内の奥まったほうには神池や稲荷神社などもあり、パワースポットではあるのですが、この神社は「片目のウナギ伝説」などの「七不思議」があるということなので、それ以上にちょっと謎めいた感じがします。
案内地図
概要
- 所在地
- 埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17-25
- 交通手段
- JR浦和駅西口から徒歩10分
- 電話番号
- 048-822-2254
- ホームページ
- [リンク](さいたま観光国際協会)
- 主祭神
- 天照大神、豊宇気姫命、素戔嗚尊
- その他
- 側道入って境内に無料駐車場。警備員さんがいます。
開化天皇の時代に創建されたとされており、もとは伊勢神宮に納めるための調物の倉があったことから、この名前があるといいます。
調神社は、調物を出すのに邪魔になるという理由から、昔から鳥居を建てないというめずらしい神社で、境内の入り口には、鳥居の代わりに横にしめ縄が渡されています。
また、特定の月齢のときに無病息災を祈る「月待信仰」もさかんだったため、境内には月のシンボルであるウサギのかたちをした狛犬ならぬ狛兎や、ウサギ型の手水舎の水口などがあります。