ポイント
大浦天主堂は、なんといっても国内では現存最古の教会建築ですし、イギリス人商人グラバーの邸宅となっていた洋館などが見られる「グラバー園」にも隣接していて、長崎市内では著名な観光スポットのひとつです。
長い坂を登った小高い丘の上にあって、ゴシック調の外観もなかなか見栄えのするものですが、内部の雰囲気は、日本の神社仏閣とはかなり違った透明感というか、純粋な信仰心を感じさせるものです。
単なる外国人居留地の跡といえばそれまでですが、この山手地区の丘そのものが、なにか自然の良いエネルギーに恵まれた場所ということもあるのかもしれません。
また、前世の影響などがある場合には、大浦天主堂のような場所を訪れることによって、わけもなく涙が出てきたり、猛烈に感動したりといった、ふつうのパワースポットとは違った反応が出ることもあります。
案内地図
概要
- 所在地
- 長崎県長崎市南山手町5-3
- 交通手段
- JR長崎駅前から路面電車20分、大浦天主堂下下車、徒歩5分
- 電話番号
- 095-823-2628
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- –
- その他
- 拝観料大人600円、国道沿いの市営「松が枝町駐車場」利用
江戸時代末期の安政5年(1858)、幕府がアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダとの通商条約を締結し、長崎の山手地区が外国人居留地となったことから、元治2年(1865)、これらの外国人の礼拝目的で設けられたものです。
豊臣秀吉の禁教令により長崎で磔刑に処せられた「日本二十六聖人」に捧げるとして、正式には「二十六聖殉教者堂」と命名されていますが、大浦天主堂の竣工後ほどなくして、長いキリシタン弾圧の時代に信仰を守ってきた日本人の「隠れキリシタン」が見つかるという「信徒発見」の舞台にもなりました。