日本パワースポット探訪

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北口本宮冨士浅間神社

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北口本宮冨士浅間神社

ポイントのイラストポイント

北口本宮冨士浅間神社は、観光写真でおなじみの静岡県側から見た富士山とはちょうど逆の、山梨県側からのアプローチにあたります。

江戸時代に富士講の御師に連れられてやってきた庶民の富士登山は、いくつかある登山口のなかでも、この北口本宮冨士浅間神社に入口がある吉田口からのものが圧倒的に多かったそうで、過去の信仰の積み重ねがあります。

そうしたわけで、富士山のまわりにある神社のなかでも、ひときわパワーが強いというか、山の奥深くに入り込んだような森閑とした感じがあって、それは正面の鳥居を潜って杉木立を歩いたときの、外との空気感の違いでもわかると思います。

拝殿の手前には「冨士太郎杉」とよばれるご神木(写真の左側にある木)があるのですが、いくつかあるこうしたご神木にも、なかなか自然の雄々しいパワーが宿っています。

北口本宮冨士浅間神社は、容貌美しい富士山の女神とされる木花開耶姫命を祀ることから、最近は良縁祈願、子授けなどでも人気がありますが、どちらかというと男性的な感じで、厄災避けですとか、また富士講の教義のエッセンスがまじめに働けば報われるといったものだったことから、仕事などのまじめな願いごとに良いのではと思います。

境内社の「諏訪神社」も、もとから地主神としてこの地に鎮座していただけに、浅間神社のほうよりもさらに「男前」というか、かなり力強い雰囲気です。

「大塚丘」は、神社裏手の舗装された道路をそのまま300メートルほど行った先にあり、小さな丘で入口に鳥居、頂上に石祠がありますが、パワースポットとしてはたぶんここがいちばん強力でわかりやすいと思います。

地球のイラスト案内地図

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概要のイラスト概要

所在地
山梨県富士吉田市上吉田5558番地
交通手段
中央道河口湖インターから車で10分
電話番号
0555-22-0221
ホームページ
[]
主祭神
木花開耶姫命、彦火瓊瓊杵命、大山祇神
その他
国道沿い、浅間茶屋前、境内入口や境内進んで奥に無料駐車場あり
北口本宮冨士浅間神社は、富士山の吉田口登山道の入口にあたる「諏訪の森」に鎮座する神社です。

社伝では、景行天皇の時代、日本武尊が富士山の見えるこの地にあった「大塚丘(おつかやま)」に立ち寄ったことから、富士山の神である浅間大神と日本武尊が祀られたのがはじまりとされています。

奈良時代の天応元年(781年)に富士山が噴火したことから、これを鎮めるため、甲斐守である紀豊庭が、延暦7年(788年)に現在地に社殿を造営し、これを遷しました。

現在この北口本宮冨士浅間神社の境内に残るもっとも古い社殿は、国指定史跡の「東本殿」とよばれる建物で、永禄4年(1561年)に武田信玄が戦勝祈願のため造営したものであり、それ以前は諏訪明神がメインで祀られていたのではないかとする説もあります。

その後、江戸時代の元和元年(1615年)、甲斐国郡内領主の鳥居成次が現在の本殿を建立するものの一時荒廃し、享保年間になって、富士講の行者であった村上光清が私財を投じて再興し、特に江戸の街を中心として多数の富士講の信者をこの地に導きました。

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