ポイント
神社の入口には朱塗りの巨大な仁王門(総門)があり、一般的な神社というよりも、やはり神道と仏教がミックスした修験道の名残りをとどめている感じで、さらに社務所に近い側の「波己曽社」、「随身門」をくぐって奥の「本殿」へと急な階段がのびています。
随身門までの間の石段はぜんぶで165段あるそうですが、昔ながらの石段ですので、傾斜がきつい上にすべりやすく、さすがに山岳信仰の拠点だっただけはある厳しさで、かなり怖い思いをします。
この正面の石段を登り切ったところに随身門があり、その奥に拝殿、幣殿、本殿が建っていますが、男性的な力強い感じがあり、切磋琢磨して物事を成し遂げたいと決意したときに参拝したい神社といえるかと思います。
本殿の裏手に回ると、実は「心願成就の天狗社」とよばれる、天狗面をお祀りしたスペースがありますので、こちらも忘れずにお詣りしておきたいところです。
参拝を終えて本殿のある高台から下りるときは、向かって右側の別のゆるやかな(こちらも実はけっこうきついです)坂道を通るのですが、周囲に何もないように見えて、かなりのパワースポットになっている場所がありますので、ひょっとすると昔はもっといろいろなお社があったのかもしれません。
境内には御神木の三本杉のようなパワースポットをはじめとして、自然のままの巨木がそこかしこにあり、石段あたりにもパワーのつぶのようなものが満ちているような状態ですので、敏感な人は写真を見ただけでも何か体にジンジンとした感覚が出てくるかもしれません。
案内地図
概要
- 所在地
- 群馬県富岡市妙義町妙義6
- 交通手段
- 上信越道松井田妙義インターから車で5分
- 電話番号
- 0274-73-2119
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 日本武尊、豊受大神、菅原道真公、権大納言長親卿
- その他
- 鳥居近くに「道の駅みょうぎ (物産センター)」の無料駐車場
創建は宣化天皇2年(537年)とされていて、もともとは「波己曽(はこそ)の大神」と呼ばれ、妙義山を中心とした山岳信仰の場として栄えていたといいます。
江戸時代には、関東の鬼門にあたる日光山、裏鬼門にあたる箱根山と同様に、天門とよばれる北西(乾)方向にあたる神社であったことから、徳川将軍家からもあつく信仰されていました。
現在の社殿は、江戸時代の宝暦年間(1751年-1764年)のもので、国の重要文化財に指定されています。