日本パワースポット探訪

Visiting Sacred Places of Japan


羅漢寺

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羅漢寺

ポイントのイラスト羅漢寺のポイント

羅漢寺は、大分県中津市本耶馬渓町にある曹洞宗のお寺で、菊池寛の『恩讐の彼方に』で有名な「青の洞門」の少し先にあります。

この地域は奇岩絶壁がつらなる「耶馬溪」でも知られる風光明媚なところで、羅漢寺のある羅漢山も「岩山」という表現がぴったりのところです。

見た目はごつごつしていてたしかに凄いのですが、自然に由来のパワースポットという感じではなく、どちらかというと、人々の信仰心の詰まった場所という感じのエネルギーです。

今では駐車場がある麓から登れるリフトがありますので、楽に本堂まで登れるのですが、かつては30分くらいかけて山道を登ったそうです。

本堂に至る山道には、そこかしこに羅漢像があり、特に「無漏窟」の羅漢像は圧巻で、洞窟内にひしめきあうように存在しています。

羅漢さまの表情というのは、誰かとおしゃべりしていたり、頭を抱えていたりするようなたいへんユーモラスなものもあれば、悟りきったようなすまし顔もあって、見ていて心がなごむというか、「細かいことはいいんだよ」というおおらかさを感じます。

そういった意味で、鋭利なパワー全開のパワースポットとはちょっと違うのですが、機会があればもう一度訪れてみたいなと思わせる何かがあるお寺です。

本堂の内部は有料拝観ですが、ここを降りて「指月庵跡」「水雲館跡」「馬溪文庫跡」がある庭園もあわせて拝観することができます。

地球のイラスト案内地図

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概要のイラスト羅漢寺の概要

所在地
大分県中津市本耶馬溪町跡田1519
交通手段
宇佐別府道路宇佐インターチェンジより車で約30分
電話番号
0979-52-2538
ホームページ
[](耶馬溪観光リフト)
本尊
釈迦如来
その他
リフトの登り口に無料駐車場あり
羅漢寺は、山内の洞窟に3770体もの石仏を祀るお寺で、「青の洞門」で有名な禅海は、このお寺への通行の難儀を思って洞門の開削をはじめたといいます。

大化元年(645)、インドから渡来した法道仙人が羅漢寺を創建したという伝承がありますが確証はなく、南北朝時代の延元2年・建武4年(1337年)、円龕昭覚が十六羅漢を祀ったのが実質的なはじまりとされています。

羅漢山には無数の洞窟が開いており、本堂や山門の建物も、岩のなかに埋もれるようにして建っています。

洞窟のうち、「無漏窟(むろくつ)」とよばれる場所にある五百羅漢は、日本最古のもので、国の重要文化財に指定されています。

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