ポイント
諏訪大社は、関東地方から九州地方までを縦断する日本最大級の断層帯である「中央構造線」の上にあり、ここには鹿島神宮、諏訪大社、伊勢神宮、高千穂神社などの名だたる神社が並んでおり、きわめて強力なパワースポットであるといわれています。
もっとも、諏訪湖畔の4つの神社の複合体ですので、それぞれの神社の雰囲気は微妙に異なっており、ひとことで比較するならば、上社のほうがよりワイルドな雰囲気、下社はよりソフトな雰囲気をもっているようです。
薬も飲み過ぎれば毒になるように、パワーが強ければそれでよいということでもありませんので、諏訪大社のなかでもどの神社が心地良いかというのは、個々人の相性によると思います。
上社前宮は、かつて「大祝」の屋敷があった場所であり、「御頭祭」などの重要神事もすべてここで行われるなど、4つの神社のなかでもちょっと特殊で、ワイルドさでいえばもっとも優っているといえそうです。
「十間廊」の脇の階段上は、境内が途切れてなぜか民家が立ち並ぶ坂道になってしまい、はじめて訪れたときには戸惑うものですが、坂をさらに登ると「拝所」が見えてきます。
途中のケヤキの大木にある「御室社」、拝所の前を流れる「水眼の清流」などもパワースポットと呼べるかもしれません。
案内地図
概要
- 所在地
- 長野県茅野市宮川2030
- 交通手段
- JR中央本線茅野駅から車で約21分
- 電話番号
- 0266-72-1606
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 建御名方神・八坂刀売神
- その他
- 大鳥居前、社務所前、拝所前に無料駐車場あり。
後白河法皇の『梁塵秘抄』には、鹿島神宮、香取神宮の神と並ぶ軍神としてうたわれているほか、他の神社とは異なる狩猟神事なども数多く残しています。
その神職のトップに立つ「大祝」(おおほうり)は、神と一体である現人神とされており、中世には戦国大名化して諏訪湖一帯を支配しましたが、武田信玄に滅ぼされました。
諏訪大社のそれぞれ社殿のまわりには、「御柱」とよばれるモミの木の柱が四隅に立てられており、これを山から伐り出して社頭まで運ぶ「御柱祭」は勇壮をもって知られています。