ポイント
諏訪大社は、関東地方から九州地方までを縦断する日本最大級の断層帯である「中央構造線」の上にあり、ここには鹿島神宮、諏訪大社、伊勢神宮、高千穂神社などの名だたる神社が並んでおり、きわめて強力なパワースポットであるといわれています。
もっとも、諏訪湖畔の4つの神社の複合体ですので、それぞれの神社の雰囲気は微妙に異なっており、ひとことで比較するならば、上社のほうがよりワイルドな雰囲気、下社はよりソフトな雰囲気をもっているようです。
薬も飲み過ぎれば毒になるように、パワーが強ければそれでよいということでもありませんので、諏訪大社のなかでもどの神社が心地良いかというのは、個々人の相性によると思います。
下社秋宮は、下諏訪駅から徒歩圏にあり、かつての宿場町の町並みや下諏訪温泉街に近いこともあって、諏訪大社のなかでも観光では一押しのスポットかと思われます。
境内では片拝殿や御柱付近もそうですが、中央に位置する大きな神楽殿などもなかなかエネルギーにあふれていて、さらにいえば温泉というのもエネルギーの宝庫です。
そのため、駐車場から境内に向かう途中には、御神湯がいただける手水舎がありますが、熱いのでやけどに注意してください。(私は水と間違えてやけどしましたが、よく見ると湯気が出ています。)
また、境内入口の大型車駐車場付近の丘には、八幡社が鎮座しており、存在感を放っていますので、あわせて参拝するとよいでしょう。
案内地図
概要
- 所在地
- 長野県諏訪郡下諏訪町5828
- 交通手段
- JR中央本線下諏訪駅から徒歩約10分
- 電話番号
- 0266-27-8035
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 八坂刀売神・建御名方神
- その他
- 境内前および奥に無料駐車場あり。
後白河法皇の『梁塵秘抄』には、鹿島神宮、香取神宮の神と並ぶ軍神としてうたわれているほか、他の神社とは異なる狩猟神事なども数多く残しています。
その神職のトップに立つ「大祝」(おおほうり)は、神と一体である現人神とされており、中世には戦国大名化して諏訪湖一帯を支配しましたが、武田信玄に滅ぼされました。
諏訪大社のそれぞれ社殿のまわりには、「御柱」とよばれるモミの木の柱が四隅に立てられており、これを山から伐り出して社頭まで運ぶ「御柱祭」は勇壮をもって知られています。