ポイント
戸隠神社の「奥社」は、「中社」や「宝光社」などをはじめとする5つの神社のなかでももっとも山中の奥まったところにあります。
他とは違って、車で気軽に入山することはできず、坂になった砂利道や階段道を健脚でも30分から40分程度は歩かなくてはならないため、少なくとも水や運動靴は準備したほうがよいでしょう。
しかし、それだけに境内や周囲には豊かな自然が残されていて、特に赤い「随身門」から先の杉並木の参道以降は、戸隠神社のなかでももっとも強力なパワースポットであるということがいえます。
奥社の本殿は、戸隠山の絶壁に建つコンクリート造りの新しいもので、見た目としてはちょっと拍子抜けなのですが、どうやらその奥が洞窟か岩屋のようなものになっていて、そちらが本体のパワースポットのようです。
お隣には地主神として九頭龍社が祀られていて、こちらも強力というかシャープな感じですので、あわせてお参りして、心願成就や、障害を切り開く感じの開運といったことをお祈りするとよいでしょう。
この戸隠神社の「中社」と「奥社」の途中には、「鏡池」という自然の池があり、紅葉シーズンなどは空気が澄んでいてさわやかなエネルギーのあるところですので、散策してみてもよいでしょう。
案内地図
概要
- 所在地
- 長野県長野市戸隠3690
- 交通手段
- 上信越道信濃町インターから車で30分、駐車場から徒歩40分
- 電話番号
- 026-254-2014
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 天手力雄命
- その他
- 参道入口に有料の市営駐車場。ここから山道を40分歩きます。
神話の「天の岩戸開き」のときに、天照大御神が隠れた洞窟の岩戸を、怪力で知られる天手力雄命が放り投げたところ、空中より落ちてこの戸隠山になったという伝説もあります。
中世には神仏習合して戸隠修験の本拠地として栄え、俗に「戸隠三千坊」ともいわれるほど、多数の寺坊があったとされています。