ポイント
鹽竈神社が鎮座している丘は、遠くの太平洋全体が見渡せる景勝地でもあり、海からの気が注ぎこみ、春先には枝垂桜も咲き誇る天然のパワースポットになっています。
ちなみに、徒歩の場合は市街地から200段以上の階段をのぼることになりますので注意が必要です。
歴史的に「板子一枚下は地獄」といわれる暮らしぶりの漁業者からの信奉を集めただけあって、全体としてパワフルで、産業発展、悪運の浄化などのご利益も期待できるといえます。
この鹽竈神社の本殿には右宮(経津主神)、左宮(武甕槌神)、別宮(鹽土老翁神)の3つがあり、肝心の鹽土老翁神は参道正面から見てなぜか右奥で横向きに建っている別宮に鎮座していますので、お参りを忘れないようにしましょう。
社務所では「御神塩」なども頒布されていますので、自宅などに撒いておくと清めになってよいのではないでしょうか。
案内地図
概要
- 所在地
- 宮城県塩竈市一森山1-1
- 交通手段
- JR東北本線塩釜駅から徒歩約10分
- 電話番号
- 022-367-1611
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 鹽土老翁神・武甕槌神・経津主神
- その他
- 丘の上に大駐車場がありますが入口交差点がわかりにくいので注意。
武甕槌神と経津主神という、二柱の武神が東北地方を平定する際、塩土老翁神(しおつちのおじ)が先導役をつとめ、そのまま留まって現地の人々に製塩や漁業を教えたのがはじまりといいます。
鹽竈神社の実際の創建時期は不明ですが、平安時代はじめの『弘仁式』では、国から祭祀料として稲一万束を与えられていたことが記されており、蝦夷征伐の拠点であった多賀城に近く、東北鎮護の神として厚く信奉されていたことがうかがえます。