ポイント
厳島神社のある宮島は、いまでは世界遺産にも登録され、国内外を問わない観光名所となっていますが、その昔は禁足地として、一般の人間が足を踏み入れてはいけない神の島だったといわれています。
そのためか、厳島神社の社殿の後方にある弥山なども、ただならぬ山という気がしますし、島全体としてパワースポットとしての要素をもっているようです。
厳島神社は朱色のあざやかな柱でいろどられた長い回廊が特徴になっていますが、この回廊を歩くだけでも心身が浄化されるようで、中央の本殿には海からのエネルギーがひときわ注ぎこむようになっているように感じられます。
ご祭神が宗像三女神ということと、平清盛や毛利元就、豊臣秀吉といった時の権力者を支えた歴史的な経緯から、航海安全、出世開運、恋愛成就などのご利益で知られます。
宮島へ向かうフェリーの一部の便は、観光客向けとして、船が厳島神社の大鳥居の正面にくるような航路を通りますので、これを利用すれば、迫力ある大鳥居も間近で見られます。
案内地図
概要
- 所在地
- 広島県廿日市市宮島町1-1
- 交通手段
- JR宮島口駅からフェリー10分、その後徒歩15分
- 電話番号
- 0829-44-2020
- ホームページ
- [リンク](廿日市市役所)
- 主祭神
- 市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命
- その他
- 拝観料大人300円。島内一般車規制につきフェリーのりば有料駐車場利用
平安時代には平家一門から特に信仰されており、平清盛によって社殿が造営されたほか、その後も「厳島の戦い」に勝利した毛利元就が社殿を修築したり、豊臣秀吉が「千畳閣」を造営したりもしています。
現在の社殿は平清盛の時代よりも後代のものですが、満潮時には海の中に浮かぶように見える美しいつくりで、平安時代の様式を伝えるものとして、国宝やユネスコの世界遺産としての登録を受けています。