ポイント
社殿も実は江戸時代に当地の宮大工が作った立派なものがありましたが、「銭神様」として知られる聖神社に譲ってしまい、しばらくこの境内の場所は児童公園や児童館になっていたため、現在は境内の奥のほうに代わりの新しい社殿が建っています。
境内は小さいながらもかなりパワーが強い感じで、しばらく児童館にしていたのが幸いしたのか、普通の神社仏閣によくありがちな、参拝者のお祈りが必死すぎて邪気になって溜まってしまう感じがなく清潔であるというのもポイントなのかなと思います。
赤い鳥居の奥の社殿前はもちろんのことなのですが、特に、昔から竜神が棲んでいるので「龍神池」とよばれている、武甲山の伏流水が湧き出した噴水のある池がパワースポットになっていて、強い浄化のエネルギーがあります。
また、境内にはご神木として、胴回り約8.67メートルという巨大な「龍神木」があるのですが、ここも昔から木のうろに八大龍王が祀られていたというところで、よく見ると木のコブが龍神様のようにも見えます。
ほかにも境内にはさまざまな神様が祀られていて、普通の神社にはない独特のピリピリした強い感触があるのですが、今でも神道と仏教をともに取り入れて祭事を行っているというのがその理由だと思います。
案内地図
概要
- 所在地
- 埼玉県秩父市中町16-10
- 交通手段
- 秩父鉄道「御花畑駅」から徒歩5分
- 電話番号
- 0494-22-3386
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 伊邪那岐大神・伊邪那美大神、須佐之男大神、八大龍王神、宮中八神、役尊神、聖観世音菩薩・馬頭観世音菩薩、弁才天
- その他
- 境内に無料駐車場あり
古来より霊泉があり、伊邪那岐大神・伊邪那美大神が祀られていたところ、大宝年間(701年~704年)になって、役小角が神仏習合で「八大宮」を建立したのがはじまりとされています。
「今宮神社」という名前は、天文4年(1535年)に、京都にある今宮神社から、須佐之男大神を勧請して祀ったことによるものです。
江戸時代までは修験道の今宮坊(現在の今宮観音堂)が、寺と神社の両方を管理していましたが、神仏分離令でわかれてしまいました。