日本パワースポット探訪

Visiting Sacred Places of Japan


亀岡文殊

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亀岡文殊

ポイントのイラスト亀岡文殊のポイント

「日本三文殊」のひとつの亀岡文殊ですが、文殊堂へ至る石段の脇には苔むした羅漢像があったり、江戸時代に越訴を起こした義民である高梨利右衛門の供養塔があったりと、たいへん歴史の重みを感じさせるところです。

一見すると「こんなところに名刹があるのか」というような昔ながらの集落の道路を通って行くのですが、境内の駐車場には意外にも参拝客がおおぜい居て、ちょっとしたギャップに驚かされます。

基本的に智慧の仏様である文殊菩薩(本尊は大日如来)を祀るお寺ですので、強力なパワースポットというよりも、落ち着いて控えめな感じの波動があるところです。

そうした意味では、やはり受験合格や仕事の成功といった地道なお願いごとのほうが良く、縁結びのほうも派手な願望よりはふさわしい人を引き合わせるといったスタンスかと思います。

文殊堂の前では願いごとを書いて火にくべて供養する「護摩木」がありますので、ひそかに実現したい願いごとがある場合は、こちらに心を込めて書くとよいでしょう。

文殊堂をぐるっと回って裏手のほうまで行くと、途中に奉納された江戸時代の算額が掲げられていたり、湧き水の「利根水」や修験道の蔵王権現のお堂があったりもします。

亀岡文殊の境内には場所柄にもかかわらず若い女の子が異様に多かったのですが、どうも縁結び云々よりも、直江兼続サマゆかりのお寺というのが大きかったみたいで、なるほど言われてみればそうだったと感じたところです。

地球のイラスト案内地図

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概要のイラスト亀岡文殊の概要

所在地
山形県東置賜郡高畠町亀岡4028-1
交通手段
JR高畠駅から車で約10分
電話番号
0238-52-0444
ホームページ
[](高畠町観光協会)
本尊
大日如来
その他
山門の奥に無料駐車場あり
亀岡文殊は、切戸文殊、安倍文殊とともに「日本三文殊」のひとつで、直江兼続が前田慶次ら名だたる武将を呼んで歌会を催した場所としても知られます。

大同2年(807年)、この地を訪れた徳一上人が、中国の五台山に似た風景に感じ入って堂宇を建立したのがはじまりとされており、本来の寺号は「大聖寺」ですが、境内の文殊堂のほうが有名なために「亀岡文殊」の通称のほうが一般的です。

「文殊堂」には文殊菩薩が祀られていますが、智慧をつかさどる菩薩であることから、学業成就のお詣りに来る人たちがあとをたたず、また最近では縁結びのご利益を求めて境内の「観音堂」を訪れる人もあるようです。

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