ポイント
熊野那智大社は、那智の滝のやや上にあるため、「那智山観光センター」などの周辺の駐車場からは、歩いて長い石段を登らなければなりません。
元気な人でも10分程度はかかると思いますので、けっこうハードではあるのですが、上に行くにしたがってパワーが強くなるような感じがちょっとおもしろいかもしれません。
熊野那智大社の社殿のとなりには、青岸渡寺というお寺があり、もとは神仏習合でいっしょの境内であったものが、明治時代の神仏分離令によって分けられたという経緯があります。
そのため、熊野那智大社は建物から何から神社としての外見ではあるものの、どことなくお寺寄りの重々しく荘厳な雰囲気も感じられ、まさに修験の霊地という気がします。
社殿のある場所は高台になっていて、山越しにわずかに熊野灘の海が見えることがありますので、登ってきた甲斐があったという気になります。
案内地図
概要
- 所在地
- 和歌山県那智勝浦町那智山1
- 交通手段
- JR紀伊勝浦駅からバス25分、那智山下車
- 電話番号
- 0735-55-0321
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 熊野夫須美大神
- その他
- 身障者等は防災道路(800円)利用可。他は観光駐車場などを利用。
熊野那智大社は、「熊野三山」のひとつで、「日本三大名瀑」の那智の滝を中心とした修験道の霊地として栄えました。
平安時代以降、宇多上皇をはじめとして、上皇や貴族による「熊野詣」が盛んに行われ、『新古今和歌集』の選者として知られる歌人の藤原定家も、『熊野御幸記』にそのようすを記しています。
現在でも行われている7月の例祭は「那智の火祭(那智の扇祭り)」として知られ、巨大なたいまつが参道の石段を登ります。
この熊野那智大社は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
平安時代以降、宇多上皇をはじめとして、上皇や貴族による「熊野詣」が盛んに行われ、『新古今和歌集』の選者として知られる歌人の藤原定家も、『熊野御幸記』にそのようすを記しています。
現在でも行われている7月の例祭は「那智の火祭(那智の扇祭り)」として知られ、巨大なたいまつが参道の石段を登ります。
この熊野那智大社は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。