日本パワースポット探訪

Visiting Sacred Places of Japan


大山阿夫利神社

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大山阿夫利神社

ポイントのイラストポイント

大山の山中にある大山阿夫利神社は、ケーブルカーの終点の駅から歩いて行ける下社でさえも標高696メートル、頂上の本社は標高1251メートルで、下社から1時間半をかけて登山道を登らなければならないという立地環境にあります。

もしも本社までの参拝をお考えならば、それなりの登山にふさわしい靴や服装で訪れたほうがよいと思います。(大山ケーブル駅や大山観光案内所に登山計画書の投函ボックスがあります。)

麓の駐車場からケーブルカーの駅までも、実は土産物店が並ぶ参道の階段をかなり歩かされますので、神社に行き着くまでが大変なのですが、下社の境内は遠くの伊勢原の街並みが見渡せる絶景スポットになっていて、晴れた日であれば相模湾に浮かぶ江ノ島までも視界におさめることができ、なかなか感動的です。

おそらく頂上の本社はパワースポットとしてもっと凄いのだろうとは思いますが(ごめんなさい急傾斜の石段を見て私は本社参拝を断念しました)、下社のほうも微細な粒のような大山から出る強い気が集まる場所ですので、お詣りをして損はないと思います。

拝殿の正面右脇のほうに「大山名水入口」という看板がありますので、そこから拝殿地下のようなところに入ると、延命長寿のご利益があるという御神水が湧きだしていて、お水取りができます。

そこからさらに奥には大黒天が祀られていたり、灯明を献灯することができる地下通路があって、このあたりもパワーが強めですが、ここを抜けると拝殿の左側に出るようになっています。

正面からはちょっと見えにくいですが、この拝殿左側の奥のほうにも摂社として浅間社があり、富士山の神で美しさを司る木花咲耶姫、その姉で長寿の神である磐長姫をお祀りしていますので、あわせてお詣りするのがよいと思います。

ケーブルカーには途中駅として大山寺があり、明治時代の廃仏毀釈のときにわざわざ下社の位置よりも下に降ろされたものですが、かつてはこちらのほうがメインで、春日局が目に水晶を入れたという、鎌倉時代の鉄造不動明王が本尊として祀られており、有料で拝観もできますので、こちらも同時にお詣りするとよいでしょう。

地球のイラスト案内地図

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概要のイラスト概要

所在地
神奈川県伊勢原市大山355
交通手段
小田原厚木道路伊勢原インターから車で20分>大山ケーブル駅バス停から徒歩15分>大山ケーブル駅からケーブルカー6分>阿夫利神社駅から徒歩3分で下社
電話番号
0463-95-2006
ホームページ
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主祭神
(本社)大山祇大神、(奥社)大雷神、(前社)高龗神
その他
バス停前に市営第2駐車場(普通車1000円)、ほか有料駐車場あり
大山阿夫利神社は、神奈川県伊勢原市の大山に鎮座する神社で、山頂に本社と奥社、中腹に下社があり、ほかに下社の下には不動明王を祀る大山寺があります。

第10代崇神天皇のころに創建されたと伝えられ、平安時代の『延喜式神名帳』に小社として記載されている式内社です。

大山の別名は「雨降山」であり、農民からは農耕に不可欠な雨乞いの神様として、漁民からは大山が山あて(航海の目印)に利用されることから海上交通の守護神として、古くから信仰されてきたものとみられています。

天平勝宝4年(752年)、東大寺の開山・良弁によって、大山阿夫利神社の神宮寺として大山寺が建立されたとされており、以後は神仏習合の流れのなかで、大山寺を拠点とする修験道の聖地として栄えました。

現在は本社に大山祗大神、奥社に大雷神(おおいかずちのかみ)、下社に高龗神(たかおかみのかみ)が祀られていますが、かつては天狗信仰なども盛んでした。

江戸時代には「大山講」として、大山阿夫利神社を参拝するための講が関東地方の各地に組織されてにぎわったほか、主祭神の大山祇大神が富士山の木花咲耶姫の父であることから、富士山との両詣りの習慣も生まれました。

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