ポイント
明治時代に准勅祭になった「東京十社」のひとつですが、このあたりは東京大空襲で焼け野原になってしまったため、社殿も戦後になって鉄筋コンクリート製の立派なものに改められました。
富岡八幡宮は八幡神をお祀りするので武神ということになりますが、いかめしい感じではなく、裏手にある深川不動尊の厄除け系の強烈なパワーとはちょっと対照的に、清らかに澄みわたった感じです。
それから、境内の右手のほうには「弁天池」があり、ここには八幡神が祀られる前の地主神、土地の守り神として、「七渡神社」に市杵島姫命(弁天様)をお祀りしています。
小さな末社ですが、おそらくはここが富岡八幡宮境内で一番のパワースポットで、まわりの池の水のパワーとあいまって浄化力が強く、女性向けのお社でもありますので、ぜひ参拝をおすすめします。
富岡八幡宮の八幡様の例祭の「深川祭」は8月15日で、ひじょうにエネルギッシュなものですが、七渡神社の例祭も6月17日と決まっていて、神様の力が特に高まる日です。
案内地図
概要
- 所在地
- 東京都江東区富岡1-20-3
- 交通手段
- 都営大江戸線門前仲町駅から徒歩5分
- 電話番号
- 03-3642-1315
- ホームページ
- [リンク]
- 主祭神
- 応神天皇
- その他
- 神社の裏と東(七渡神社側)に無料駐車場
江戸時代の寛永4年(1624年)、深川の干拓地に八幡宮が祀られたのがはじまりで、八幡大神が源氏の守護神でもあることから徳川将軍家の保護を受けました。
「深川祭」とよばれる富岡八幡宮の例祭は、山王祭、神田祭とともに「江戸三大祭り」の一つとされ、深川に屋敷のあった豪商の紀伊国屋文左衛門から金色の神輿が寄進されていたといいます。
また、江戸幕府が興行制限を解いて富岡八幡宮の境内ではじめて勧進相撲が開かれたことから、「江戸勧進相撲発祥の地」とされています。