汎用エネルギーと俺様専用エネルギー

越中富山の万金丹ではないが、何でも願い事が叶うエネルギーを発生させるなとどして売られているパワーグッズの類は多い。
スピリチュアルな世界では理論などあって無きが如しなので、値段だけ高いまったくの詐欺商品ということもあれば、見る人が見ればたしかに一定のエネルギーが出ているなと感じるものまでさまざまだ。
ただし、本当にスピリチュアルなエネルギーがそのグッズから発生しているからといって、願い事が叶うかどうかというのは別問題である。

たとえば、プロのマラソン選手になると、大会では必ず給水所に自分専用の特製ドリンクを準備しておき、最高のパフォーマンスが発揮されるようにしている。
成分としても果糖、ブドウ糖などの糖分主体のものもあれば、クエン酸やアミノ酸などが主体になっているものもあり、大会の序盤と後半のどちらで飲むのか、当日の体調はどうか、などといった要素で使い分けもしているらしい。
単なる趣味や息抜きとして大会に出ている一般人ならば、そこまでの配慮は必要なく、コンビニで売っているスポーツドリンクや、ただの水であっても支障はないだろう。

グッズが発しているエネルギーも同様であって、コンビニのスポーツドリンクのように、もともと「汎用」としてつくられたものは、たしかに人や場合を問わないようにできている反面、効き目はわずかにあっても物足りなさが残ったり、あるいは例外的にまったく効かないという場合もある。
いっぽう、エネルギーグッズのなかでも、本人に合うようにカスタマイズされた、「俺様専用」の波動を発生するものであれば、その人にとっては確実に効果がある反面、他の人にとっては非常に使いにくい製品となることだろう。

エネルギーグッズの効果が感じられないという人は、こうしたカスタマイズ品にチャレンジしてみるか、あるいは「願い事が何でも叶う」製品ではなくて、「投資目当ての金運にだけ効果がある」「片思いの相手を振り向かせるのだけに効果がある」「脾臓の病気の緩和に対してだけ効果がある」といった感じの、やや目的が限定されているものをいくつか試してみて、自分の境遇にぴったりと合ったものを選択するのがよいだろう。