車中泊のこと

いつものスピリチュアルな話とはまったく勝手が違うが、全国の神社仏閣を旅するにあたって、費用を節約するために車中泊をしたことがあった。まあ結論から言えば、車中泊はあまりおすすめはしない。

いちおう、事前にニトリで6つ折りの小型のマットレスを買っておいたのだが、これは車中泊のときにけっこう役に立った。
私の車は後部座席を倒せばある程度フラッチに近くはなるが、さすがにそのままでは車の荷台独特の凹凸があって、寝るのにはかなり厳しい。
薄いとはいえ、マットレスがあったおかげて、凹凸を気にせず、背中を痛めずに眠れた。

ただし、車内というのは想像以上に熱気がこもるものだというのを思い知らされることがあった。
車中泊1泊目は車中の窓をすべて閉め切ったので、早暁に起きたときには車内の室温はもうすでに35度に達していた。
おまけに、湿度も40パーセントを切るありさまだったので、ともかく頭が熱でぼーっとして、喉も痛く、風邪のような状態になってしまっていた。
まったく不覚としかいいようがないが、よく買い物にかまけて幼児を車内に置き去りにする親の話などは、これまでひとごととして聞いていたのが恥ずかしくなった。

また、車中泊の宿泊地を探すのにもけっこうな苦労をするものだと思い知った。
高速道路のパーキングエリアなら平気で車中泊できるだろうと思ったが、意外にもそうではなかった。
実際には高速道路の本線が近い位置に駐車すると、騒音がすさまじくて眠れず、またパーキングエリア内でも、大型車がアイドリングしているのでうるさくて眠れない。
だいたい車中泊をしても4時間程度で目が覚めてしまうので、やはり本来的に、車の中は眠るのに適していないのかもしれない。

朝はしばらく車中で扇風機にあたって頭を冷やし、トイレで歯磨きと洗顔をした。
トイレは虫が入るのであまり心地良くはないので、車中で水を使えたほうが便利かもしれないと思った。