波動を扱う手法の違い

オカルト的な意味で波動を扱えるという人のなかには、物がもっている波動を特定の波動に変換するという技術をもっている人も多い。
よくあるのは、コーヒーの苦味の波動を甘みの波動に変換するなどの操作をして、コーヒーの味を瞬く間に変えてしまうというものだ。
これはいろいろと応用が効くもので、医薬品の副作用をもたらす波動を、副作用をもたらさない波動に変換するといった使い方をすれば、副作用についてもあまり気にしないで済むということになる。

いっぽうで、特定の波動を呼び出すという技術もあり、たとえば「お金持ちになる波動」というものを、どこかの世界から呼び出して、自分が持っている財布なり何なりといったものに照射して、その波動に染め上げるのである。

このふたつの何がどう違うのかといえば、変換というのはあくまでも、その物じたいが持っていた波動を、別のものに変換するということなので、理屈としては、外から何か別のものが付け加えられるということではない。
特定の波動をよひ出すというのは、まさに外の世界から引っ張ってきた天然の波動なので、財布なら財布がもともと持っていた波動とは異なるものを扱っているということになる。

財布のもともとの波動を「お金持ちになる波動」に変換した場合と、財布に他所の「お金持ちになる波動」を照射した場合と、結果としてはたいして変わらないだろうが、やはり微妙な感覚の違いというものはある。

いわば、天然のいちごを練り込んだアイスクリームと、合成の香料で匂いづけしたアイスクリームと、どちらがよいかという話のようなものだが、合成のほうが風味が際立っていておいしいと感じる人もあろうし、天然のまろやかさには勝てないと思っている人もあろうし、どちらがより優れているというわけではなく、好みの問題だろう。

ただし、生薬を主体とした漢方薬と、西洋医学的知見にもとづいて有効成分を化学合成した一般的な医薬品のように、ひょっとしたら使用したときの副作用のなりやすさに影響が出てくる可能性もある。
オカルト的な波動の世界で言えば、この副作用というのは、メンゲン反応、好転反応、浄化作用、膿出し、願望実現の反動、などと呼ばれるものに該当し、運勢好転のために波動技術を用いたのに、一時的に不幸な出来事が起きるという現象のことだ。
このあたりは誰かがすでに研究しているという話も聞かないので、結局のところは不明だが、波動技術の実践に当っては頭の片隅に入れておいても良いかもしれない。