ギャンブルと未来予知

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ダウジングを使ったり、あるいは夢などの特別な手段で未来を予知するという人がある。
慣れてくれば、要するに潜在意識とのコンタクトが上手く図れるようになれば、失くし物の捜索などの用途ではかなり使えることは確かだ。

しかし、たとえば競馬や宝くじの番号を予想してお金を儲けるというような用途の場合には、あまり的中率が高くならない場合が多い。

お金がすべてでないなどという建前論は置いておいて、基本的に資本主義社会ではお金がすべてという側面があるのは否定できない。
そこで、お金に関連した欲求というのは、しばしば予断や過度の期待といったノイズを生みやすく、正確なダウジングなどができなくなってしまうのである。

加えて、我々は多かれ少なかれ、お金がすべてでないなどという建前論に、幼少の頃から毒されている可能性がある。
ダウジングのような手段で、努力もせずにお金を儲けるのは悪いことだというインプットが、繰り返し潜在意識に注入されていれば、当然ながらダウジングのときにも正確な判断を妨害する要因となる。

そのほかにも、仏教でいう代受苦のように、自分が貧乏になることによって、他人の諸々の不幸を代わりに背負うことが正しいのだという、潜在意識への誤ったインプットや、誰かに迷惑をかけた自分は貧乏になるのが当然なのだという、誤ったインプットなども、人によってはあるかもしれない。

こうしたものがクリアにならないと、意図的にダウジングでお金儲けをするというのは難しく、かえって何も期待していないまっさらさらの状態のほうが、ビギナーズラックを引き込みやすいという傾向があったりもする。

何度もダウジングでお金儲けをしようとトライして上手くいかない場合は、巨額の損失を被る前にすっぱりあきらめて他のまっとうな手段を探すか、あるいは潜在意識の雑念を浄化してからのほうが良いだろう。