願望が叶ったときの反動の記事を書いていて思い出したが、この反動というのは、たとえば眉間の近くにあるアジナチャクラのようなチャクラを開いたときなどについても、考えなければならないところである。
アジナチャクラを開いて未来らしき映像がふっと見えたので、ついに超能力がついたんだ、未来予知ができるんだと喜んでばかりもいられないということである。
体感としてわかるものでは、たとえば一時的に怒りっぽくなる、感情の起伏が激しくなるといったことがあるようである。
これは別にアジナチャクラから悪霊が侵入して意識を乗っ取られているのだ、といったようなことではなさそうで、どうもらホルモンバランスの変化で起きる更年期障害に似ているような感じもする。
更年期障害といえば女性のほうがかなり顕著だが、男性であっても起きることは知られていて、外見的にはあまり普段と変わらなそうなので、見逃されてしまうことが多いともいう。
こうした男性の更年期障害では、わけもなく怒りっぽくなったり、汗が止まらなくなったり、体がだるくてやる気がしなかったり、とつぜん動悸がひどくなったり、夜寝付けなかったり、体がほてったりといった症状が主だが、そのなかでも感情や精神にかかわる症状は、チャクラを開いたときの反動と、ある程度重なる部分がある。
年代的に中年にさしかかった人であれば、本当の更年期障害の可能性もないわけではないが、まずはいつもの自分の意識状態とは違っているのではないかと冷静に分析してみることが大切だ。
その上で、あまりにも影響が大きいようであれば、しばらくアジナチャクラに意識を集中するようなトレーニングを休むか、トレーニングはほどほどの時間にとどめるといった節制も、ときには必要だろう。
また、更年期障害で病院にかかればホルモン補充療法などが一般に行われているが、効くのか効かないのか謎の部分が多いものの、民間療法的な手段もいくつか知られている。
運動する習慣をつける、亜鉛のサプリメントを飲む、納豆やオクラのようなネバネバのある食べ物を食べる、アリシンのような成分が含まれたタマネギを食べる、といったものがあるので、意図的に試してみてもよいだろう。
もちろん民間療法の流用だから効く保証などまったくないのだが、意識して反動を緩和しようと努力していれば、チャクラの影響で感情的に不安定になったときにも、「これは普段の感情とは違うもので、チャクラの作用のせいなのだ」、といった分析ができる「冷静な自分」の意識が登場しやすくなる。
感情にまかせて怒り散らす前に、この「冷静な自分」の意識が表面に出てくれば、とりかえしのつかない行動をする前にどうにかなるだろう。