前世療法(2)

前世療法で見た前世のなかには、平安時代かなにかの貴族というものもあった。
貴族とはいってもピンからキリまであるが、とりあえず藤原氏の一族であること、催眠でみた事績から判断しても偉いのか偉くないのかよくわからない感じだったというのはある。

いちおう、後から『群書類従』を引っ張りだして、そのなかの『公卿補任』の記事などを見てみたところ、同じ名前の人物がたしかにいなかったわけではない。
しかし乏しい歴史の知識から時代背景などを考え合わせると、どうも実在のその人とは違うのではないかという気がしないでもない。
要するに、私の単なる脳内妄想かもしれないというわけだ。
そして、この人物に、現世でのトラウマになるような何かがあったのかといえば、別になかったような気もするので、なぜわざわざ前世療法による催眠のなかで出てきたのかもよくわからない。

この人物は践祚大嘗祭かなにかの式典で、かなり前のほうにいて、警蹕みたいなことをしていた感じだ。
それから、熊野大社に詣でて、よくわからない形状の沓を履いて、高台から雲海のようなものを、他の貴族と眺めていた場面もあった。
この人物にとって一生に一度の慶事のようなものとして、天皇に直接進講したというのがあり、逆にいうと一度しか拝謁していないかもしれないという時点で、偉いのか何なのかよくわからなくなってくる。
最期は脳溢血かなにかで、自宅で大勢の使用人と廊下を歩いているときに、頭を抑えているのが確認でき、そのまま仏前、仏像の前に寝かしつけられたようなイメージがある。

そういうわけで、熊野大社などは、私にとってぜひとも参拝したい場所になったので、かなり遠い場所ではあるが、もう4、5回くらいは参拝をしている。

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